3/08/2010

幻の樹氷と白濁の温泉と山寺の蔵王スキー遠足








皆様こんばんは。3/5-3/7の2泊3日で山形県蔵王温泉スキー場に、大人9人のスキー遠足に行ってきました。
今回は、東京駅銀の鈴前集合で、山形新幹線に乗って行くまるで、遠足のような気分で出発です。行きの新幹線から、朝のビジネス客も乗っている中、ビールとお弁当で盛り上がります。
往路は、かみのやま温泉駅で下車、ホテルのマイクロバスが迎えに来てくれます。
蔵王といえば、樹氷ですね。ちょうどこの週まで樹氷祭りをやっていて、夜にはライトアップした樹氷が楽しめます。樹氷のナイトツアーに誰が行くとか、どんな靴を履いていくとか、蔵王温泉が近づくと、次第に話が盛り上がります。
ここで、バスの運転をしているホテルの方に、今年の樹氷はどうですかとさりげなく聞くと・・・、今年は本当に雪が解けるのが早くて、二週間以上前に、樹氷は溶けてしまいました。私も、そろそろ見に行こうと思っているうちに、終わってしまったんですよハッハッハ・・・。
バス車内は、一瞬白けた空気が漂い、今まで樹氷だライトアップだと盛り上がっていた面々は急に誰も口を聞かなくなってしまいました。
そういわれてみると、ずいぶん上ってきたのに周りにはほとんど雪がありません。都内は、20度を超えるといっていましたね。山形も10度以上あって、まるで春の陽気です。地球温暖化を改めて実感した一瞬でした。あの時、ちゃんとゴミをリサイクルに出しておけばと後悔しても、地球温暖化は確実に進行しているのです。クソ・・・
ここで気を取り直して、まあスキーと温泉があるから楽しもうと慰めあいながら、ホテルに到着。今回お世話になったのは、「ホテル蔵王」。白濁した源泉掛け流しの温泉が魅力です。
http://www.hotel-zao.com/
気を取り直して、天気も良いしスキーに出かけます。
出発はロープウエーで、蔵王山麓駅から地蔵山頂駅を目指します。
ロープウエーで上がっていくと、途中からガスってきて、視界がほとんどなく、風がどんどん強くなってきます。温度は、山頂でも3度と異例に暖かいようです。
これでは、樹氷があるのかないのかもわからないまま、何とか樹氷コースを降りて、ユートピアゲレンデかせら、横倉ゲレンデに降りてきて、下のほうは陽の差す良い天気と、なんだか上と下とで、天国と地獄のようなコンディションです。雪質は、ほとんどベタベタ状態で、春スキーだと思って滑ります。
宿に帰って、温泉に入って落ち込んだ気持ちを癒します。白濁した露天風呂は、いかにも温泉という感じで、匂いも温泉のイメージそのもので、心からリラックスできました。
後は、毎晩2つ付く鍋料理中心の美味しい食事、宴会にと大人の遠足初日は更けてゆきます。
2日目は、なんと朝から雨が降っているではないですか・・・。雨とはいっても霧雨なので、防水スプレーをかけて、出発します。しかし、女性陣は、スキーに現れません。確認すると、この日は、観光をするといいます。男性陣は、気合をいれてスキーに出発。この日は、中央ゲレンデ方面で滑ります。滑り始めると、雨も上がってだんだんコンディションが良くなってきます。男性だけで、あまり視界は良くないのですが、雨は上がってひたすら滑ります。
結局、この日は、ほとんどのコースを走破して、大満足のうちにホテルに戻ります。
女性陣に話を聞くと、タクシーをチャーターして、山形市内と山寺に観光に行ってきたといいます。特に山寺は1000段以上の階段を登り、タクシーの運転手さんに観光ガイドをしてもらったと感激してきたようです。まったく遠足そのものになっています。
この夜は、オプションの山形牛ステーキを堪能した後、館内のカラオケスナックで、歌い放題蔵王ナイトとなりました。一組だけ先客の4人家族がいたのですが、後は貸切状態です。
なぜか、人見知りの激しい幸ちゃんは、借りてきた猫のようなおとなしさ。先客が先に帰ったとたん、踊りだすは、歌いだすはで元気百倍の豹変ぶりです。
今回、あだ名がずいぶんつきましたが、幸ちゃんは、内弁幸子と相成りました。
また、オプションの山形牛ステーキと牛刺しを食べまくった自称最近やせた井谷には、「肉ジュン」の称号が与えられました。肉ジュンの名付け親、竿ちゃんには、愛情を込めて「竿チン」とすることが決まりました。
そんな蔵王の夜が明けると、翌朝なんと雪が積もっているではないですか。
最終日は、新雪でのスキーと相成りました。やはり心がけの良い人がいると最後は良いことがあると感じながら、朝イチの誰も滑っていない新雪のコースを滑りだします。
この日は、視界もよく、雲海のかなたに遥かかなたに山が見えて、絶景の蔵王となりました。
そして、なんと、ちょっとプチ樹氷が見えてきました。
この日は、女性陣も頑張って、沢山滑っています。最後に、4Kmの大平コースを滑って中央ロープウエー温泉駅に降りてきて、スキーは解散となりました。車できた小西夫婦は一足早い出発なので、ここで別れて帰り支度に戻ります。
帰りは、山形駅からの新幹線なので、山形駅近くの老舗蕎麦屋「庄司」で昼食です。あい盛り板蕎麦が名物とのことなので、私と野上ちゃん、肉ジュンがおよそ2人前以上あり、たっぷりの天ぷらのついているお蕎麦に挑戦。全員きれいに平らげてきました。とても美味しかったですよ。
新幹線では、米沢牛のどまんなか弁当に舌鼓を打って、ビールを飲んでいるうちに東京駅に帰ってきました。
大人の遠足は、あっという間に終わってしまいましたが、幻の樹氷が霧の中に見えていたような、そんに蔵王温泉でした。
幹事の竿チンをはじめ参加者の皆様、お疲れ様でした。